先天性デリカシー欠損症

愛だけを叫べよ!

ドリフェス、映像化するってよ。

6月13日

今か今かと密かに待ちわびたその報せは、突然訪れた。

V6の48枚目のシングル COLORSの初回Aの特典映像内で発表されていた、待望のアルバム発売のプレスリリースが行われた。

V6の13枚目のアルバムの発売は、奇しくも6月13日に発表された。

ツアーの名前や日取りにもとことんこだわるV6のことだから、あえてこの日取りで発表したんだろう、と懸想してみる。思うに、その前日がツアーの申し込み締め切りだったことも必然なんだろうか。もしかして、全ては仕組まれていたことだったのだろうか。

大きな掌の上で転がされる不思議な感覚にじんわりと馴染むスリルと心地よさ。病みつきになる。どうだやっぱりV6担はやめられない。

 

兎にも角にも刮目すべきはその充実に充実を重ねたフルコースの特典である。何だこれは。エイベックスは売る気しか感じないのでこちらとしても買う気しかない。

初回A 収録曲全曲MV

初回B テレ朝ドリームフェスティバル全編

通常 ボーナストラックトニカミ曲

頭を抱えた。何だこれは。良すぎか。5セット買う。初回Bに至っては10枚買う。なんだこれは。他現場で他担に配るしかない。エイベックスは必ず売り上げを上げてやるという気を吐くレーベルなので、信頼しか置いていない。某ストームや某ニーキャニオンの所属グループも追っているけど、やはりエイベックスの「売ります!!!!!!!!」という気概は他の追随を遥か許さない、と思う。

初回AのMV収録はかつてのアルバムでも脈々と行われてきたことなので想定の範囲内(まさか全曲は想定外)だったが、初回Bのテレ朝ドリームフェスティバル全編収録とはどういうことだ。なんという出血大サービス。身体中の穴という穴から出血している。失血死してしまう。

初回B、10枚買う。そして配る。4000円でCDまで付いてきてV6のドリフェスが見れるなんて実質タダではないか。いやタダだ。無料。無料である。いやいやいや。

 

私は一部の界隈では各種元締めに要望ハガキやメールを大量に送りつける「要望班」として名を馳せているが(本当に一部)、要望班としての活動歴は実はかなり浅くこのドリフェスに端を発する。

なので、今回はこのことについて書こうと思う。

 

10月23日。代々木。

20周年コンサート以来のV6のライブ。よかった。筆舌に尽くしがたいほどよかった。私の貧相な語彙では彼らのコンサートの素晴らしさを伝えることはできないのが歯がゆい。彼らはいつでも私たちの期待を上回る。決して彼らのファンばかりではないアウェーのフェスで、彼らは間違いなく爪痕を残した。

どのグループから始まるのかは始まってからのお楽しみ。客電が消える。ペンラが青く光る。いよいよ画面に映しだされる最初のアーティスト。

V6。その瞬間代々木は割れんばかりの歓声に包まれた。

トップバッターだ。アーティスト間の出入りが自由であることを踏まえればV6がトップバッターなのは当然だろう。

でも、こんな大きい外部のフェスで、V6のファンではない人が集まるフェスで、全員が今か今かと待ち構える熱気溢れるフェスで、トップバッター。なんてことだ。ファンの誇りだ。

始まるMUSIC FOR THE PEOPLEのイントロ。ライブ音源が擦り切れるほど聴いた、大好きな、そして何よりも思い入れの強いMFTPからのオープニングだ。

ああ彼らのライブだ。彼らのコンサートが始まったのだ。

始まる前、きっと彼らはファンでない人たちを置いていかないセトリを、知名度の高い曲で組むんだろうと、思っていた。実際は違った。いい意味でファンも、ファン以外も彼らの世界へ丸ごと連れていくセトリだった。

ファン以外もわかる知名度の高い曲を後半にまとめながら、私たちが心底惚れるV6ならではのパフォーマンス、ファン以外は絶対に知らない、それでいて最高にカッコいい曲も織り交ぜてきた。

そしてアリトロ。ジャニーズを知らない人たちに「これがジャニーズです」と名刺を差し出すような、そんなパフォーマンスだった。

彼らの歴史を、彼らの今を全方向に伝えるような、そんなコンサートだった。

私は本当に幸運にも1年ぶりに彼らのコンサートを見ることができたけれど、たった一回の公演、代々木第1体育館、他のグループのファンももちろんたくさん。見れなかったV6担が大勢、大勢いるのだ。

彼らのライブにめちゃめちゃ感動したし、この感動を自分の手元に残しておきたかったし、何よりこの場にいられなかった人にも見て欲しかった。

 

しかし前途は多難だった。

テレビ朝日でフェスのダイジェスト放送が行われることは会場でも告知されていたが、そこにはV6の名前はなかった。星野源も、PUFFYも、レキシも、いきものがかりも、エレカシも、もちろん別日アーティストもダイジェスト放送されることになっていたのに、V6の名前だけがなかった。V6のドリフェスを地上波で流す予定は、どうやらなかった。

 

でも見たい。彼らの良さがぎゅっと凝縮された40分を、たったの40分だけど、彼らの歴史と、彼らの今が詰まった珠玉の40分を絶対に映像として残したかった。

「要望は殺到させるもの」

だから手始めにファミクラとテレビ朝日に要望を送ることにした。

 

いたずらにレーベルであるエイベックスも攻めるよりは、そもそもの元締めのファミクラと映像に関する権利を持っているテレビ朝日から攻めるべきだと思った。ここをいきなり3社巻き込むと権利関係が複雑になると考えたから。ちなみに根拠は皆無。完全に私の勘。

マジで日々ハガキとメールをファミクラとテレビ朝日に大量に送りつけた。前年の関ジャニがダイジェストで放送されたと小耳に挟んだから気持ち切らさずに送った。

だってメールはタダで送れる。ハガキだって52円で私の気持ちがファミクラに届くのだ。52円など実質タダである。送るしかない。

 

1月12日。

私の戦略が当たったのか勘が当たったのか、はたまた偶然かはわからないが(偶然だぞ)、テレビ朝日のダイジェスト放送に、念願のV6の文字が加わった。

即お礼のハガキとメールを送った

何がテレビ朝日と事務所を動かしたのかはわからないが、前年度のこともあったのでここはハードルが低かったようには思う。

でも、自分が要望を出しまくっていたから、今回V6のダイジェストが放送されるまでの経緯に少しでも関われた…かも…?そんな気がした。とても達成感があった。

私の地域は未放送地域だったけど、関東のオタクフレンドに頼んでダビングして送ってもらった。私の要望が、もしかしたら、もしかしたら少しでもテレ朝とファミクラを動かしたのかも?だから今回の結果につながったのかも?という妄想だけで生きていけた。一人のオタクが会社を二つ動かしたという妄想に取り憑かれた。嬉しい。これは私の勲章だ。一生の宝物になった。

 

さてこうなれば多分事務所側とテレビ朝日側の権利関係はすっきりしたであろう今、エイベックスにも手出ししてほしいけれど、テレビ朝日の息のかかったものを一レーベルであるエイベックスが映像化できるのかは甚だ疑問が残った。

正直内心諦めてはいた。が、ここが畳み掛けどきだと思い、ファミクラ、テレビ朝日、エイベックスに要望を細く長く送り続けた。

 

3月13日。

47枚目のシングルCan't Get Enoughフラゲ日。

全く想像だにしなかったサプライズが飛び込んできた。

47枚目のシングルの全形態に、ドリフェスのダイジェスト映像の前半を収録したコードが封入されることが明らかになった。

何て粋なんだろう。プレスリリースの段階で発表していればもっと初日売り上げが見込めたかもしれないのに、フラゲ日にサプライズだなんて。

ありがとうエイベックス。ありがとうジャニーズ事務所。ありがとうテレ朝。

即お礼を送った。

ダイジェストではあるけども、テレ朝が動いて、事務所が動いた、エイベックスまで動いた。感無量だった。みんながあの素晴らしい公演を観ることができる。

もしかしたら、実は最初から3社間で取り決められていたことで、要望を送ったことと映像化に至ったことには全く関係なかったのかもしれないけども、その流れに少しでも携われたのかもと思えたし、要望は無駄ではなかったのかなと思えた。

そして、この後に発売された48枚目のシングルCOLORSには、ドリフェスダイジェスト映像の後半のコードが封入された。

長かったな。私の半年超に渡る要望チャレンジはここで報われ完結した。

 

そして6月13日。

いつものように6時に起床し即ツイッターを開いて、アルバムの発売とドリフェスの全編収録を知った。

ドリフェスについては自分の中ではもう完結したと思っていたのに。ダイジェスト映像だけで十分満足したのに。

ああそういえば今日は大安じゃないか。なんていい日なんだろう。

だんだん時間が経つにつれて実感が湧いてきた。

頑張って毎日ハガキも書いたしメールも送った。お願いしますお願いしますってあんなに人にお願いしたのって初めてかもしれない。ありがとうございますって何度もお礼も言った。ラッパーか私かってくらい超感謝した。マジ感謝。

私はせっせと要望を作ってかなりの頻度でツイッターにアップしていた。

こういうオタクもいるのだと、こういう愛の形もあるのだと、少しでも知ってもらいたかった。あまりお金をかけなくても、事務所に想いを伝える方法がないわけではないのだと、わかってもらいたかった。たとえ叶わなくとも、私の言葉を直接届ける方法があることを周知したかった。

私がせっせと要望を送っている姿は「無駄なことをしてる」ともしかしたらいろんな人に思われていたかもしれない。バカバカしく映ったかもしれない。「要望なんて送っても仕方ないじゃん」「期待せずに待とう」「まぁ出たら買います」そう思っているV6担も多分いたんだろうな。私だって半分投げやりだったし、最後のほうは半分惰性だったけど、それでも私はあのとき感じた感動を諦めたくなかった。もし映像化されたらきっと嬉しいんだと思った。だから頑張った。自分は頑張ったという功績が、勲章が欲しかった。

だから今回だけは「私が頑張ったから映像化したんだよね!」と思いたい。

思ってもいいよね。本当に嬉しかったんだ。

私頑張ったよ、とっても。

またエイベックスとファミクラとテレビ朝日にお礼送らないと。

 

そして最後に。完全に個人の意見なので話半分で読んで欲しい。

今回はオリジナルアルバムとしては4年ぶりのリリースだ。

エイベックスもかなりの売り上げを見込んでこんな豪華な特典をつけてくれたんだと思うし、ツアー開始とほぼ同時に発売日をかぶせてきているのも相当ファンに対する期待値が高いのだと、私は勝手に思っている。

この春、ちょっとだけV6のオタク界隈がCD売り上げでもめた。

いろんな意見もあるし、どの意見にもいろいろな立場からの賛否の声もあるだろうが、私はファンを名乗る以上は、ファンである努力はして欲しいと思う。

私の考えはこれに尽きる。

買えないことを責めているのではない。

買えないことを開き直っていることに怒りとやりきれなさを感じるのだ。

「CDも買えない人たちの気持ちを考えて><」そういって違法アップロードされた動画をみる彼女たちは、一生懸命働いてCDを買いFCに入り彼らの活動をじかに支えている人たちを、どれだけ愚弄するのかとさえ思う。

前作のOh My Goodness(2013)は初動5.4万枚だった。

その前のREADY?(2009)は初動6.8万枚だった。

信じられる数字だろうか?Oh My Goodnessの時点で会員番号は24万は超えていたはずなのに、V6のファンって実は3万人くらいしかいないのだろうかと私は当時本気で思った。中抜けは大いにあるにせよ、それでも20万以上会員がいるのに。

新規を叩く気も古参を持ち上げる気もないが、この時期を耐え忍んで買い支えたオタクがいたから、20周年イヤーの活動、ひいては今の活動と人気復活につながったことは、どうか忘れないでいてほしいと思う。

今後売り上げが伸びなければ、「売れないアイドル」のレッテルを貼られてしまう。特典の内容、さらには彼らの露出も減ることは十分理解していて欲しい。

どうか、どうか、V6のファンを名乗るのであれば、全形態買ってくれとは言わない、1枚で、1枚でいいから買ってほしい。

そしてこれを読んで少しでもV6に、ドリフェスに興味を持ってくれた人は是非お手にとってみてください。初回Bがオススメです。

 

8月9日

V6 13rdアルバム「The ONES」発売です。

個々の活動が多い彼らが6人集まった時、無限に広がる化学反応を体感できるアルバムになっています。(シングル曲しかまだ分からないけど)

是非是非手にとっていただければと思います。

関係者各位、ドリフェスを収録してくださってありがとうございました。

このアルバムがどうか売れますように。

そしてツアーが成功しますように。