「岡田担であること」
※降りません
昨日からJr.祭りが始まり、今日からセクゾコンが始まる。私は明日と、来週、セクゾに入るし、ありがたいことに、5月にJr.祭りにも入らせていただけることになった。
こんなタイミングでこんな記事を書いているけれど、でも今書かないといけないとおもった。
岡田准一を降りる時ってどういう時だろう…と唐突にぼんやりと考えた。
今までいくつも担降りブログなるものは読んできたし、担降りについて考えたことがなかったわけでもない。
単なる心境の変化、もういいかなと思った、ジャニオタをやめた、より応援したいと思える子ができた、本人の言動が気に食わなかった、嫌いになった、撮られた、結婚した………… "担当" を降りる理由は千差万別で、最初から降りるつもりで応援している人もいない。その時は突然くるかもしれないし、徐々にフェードアウトするようにじわじわとくるのかもしれない。
ジャニオタをしている以上は程度の差こそあれ、誰にも等しく"担降り"が訪れる可能性は与えられている。
もちろん私もいつ担降りをするかはわからない。
だから、今思いついた時にこれをちゃんと残しておきたい、私がどんな気持ちで岡田担だったかを記しておきたいと思った。
そもそも茶の間時代には自担という自担はいなかった。
私がV6のファンになったのは2009-2010年ごろ。
もともと二次元畑にいたからV6が修学旅行MADの元ネタなのは知っていたけども、人の顔と名前を覚えるのが苦手だから、学校へ行こう!を見ていたのにメンバーは森田剛しか知らなかった。
何がきっかけかは覚えていないけど、高校1年生の時に友達がB-RAPハイスクールを好きで、一緒に動画を見るようになったのが一番最初だったように記憶している。
この頃に当時某tubeや某コニコ動画に存在した学校へ行こう!関連の動画はほとんど見たと思う。
2010年11月、違う友人に誘われて、ドラマも見ていないのに半ば連行されるようにSPを観に行った。
漫画は持っていたのでドラマの予習はしなかった。
そこで岡田准一に出会った。初めてジャニーズというものに触れた。尋常じゃないくらいにかっこよかったし、V6の主題歌もめちゃくちゃにかっこよかった。もっと知りたいと思った。
そこからの私はちょろかった。
V6のアルバムを全部借りた。
最初に買ったのはなんだったかはもう忘れてしまったけど、コンサートDVDも買った。
大学生になったらファンクラブに入るぞと、毎日毎日V6を聞きながら受験勉強をした。
大学生になって、初めてのバイト代を握りしめて、郵便局に行って、ファンクラブに入った。
生まれて初めてコンサートに行った。名古屋と大阪に入った。
周りにV6好きな友達はいなかったから、一人で行った。それでも楽しかった。
ジャニーズに興味もなく、むしろジャニオタを叩く側の人間だった私に(実は)、ジャニーズは素敵だということを教えてくれたのは岡田准一であり、V6だった。
20周年コン、名古屋に入ってしばらくして、今のアカウントを作った。
リアルで使ってるアカウントに書くことではないと思ったからだった。
アカウントを作った以上FF0の壁打ちはなんとなく嫌で、何人かフォローしてみた。
初めてジャニオタ、V6の好きなお友達ができた。楽しかった。
代々木のレポが流れてくるたびに自分ももう一回入りたいなって思った。
20周年の瞬間はツイッターのお友達と迎えた。
なんだか年越しみたいでとっても楽しかった。
アカウントを作った時、ジャニオタはツイッターで自担を申告するのは知っていた。
でも、私は自担という言葉にピンと来ていなかった。
V6は初めて好きになったジャニーズで、そのきっかけは間違いなく岡田准一だった。けど、それでも岡田准一が好き、というよりはV6が好き、のほうが強かった。
学校へ行こう!が好きで、V6の曲が好きで、V6のコンサートが好きだった。
さて私は誰担と名乗ろうかとはたと思った。
all担?〇〇寄りのall担?
all担でもよかったけど、そのときたまたまall担を批判するツイートをみたこともあって、それじゃあって岡田担ですって名乗った。彼の映画はかかさず見ていたし、彼がきっかけだし。
それがインターネットジャニオタ岡田担どんどことしての私の始まりだった。
私の "岡田担" は多くの岡田担とはもしかしたら少し違うかもしれない。
ぶっちゃけた話、岡田准一の顔も、容姿も、なんなら性格も、私の好みとはかけ離れている。
Jr.の自担、松村北斗(SixTONES)が容姿、性格どれをとっても私の理想そのものだ。
だから岡田准一はそもそもタイプでもなんでもない。
昔の容姿はすごく顔が美しいしかっこいいと思う。でも好みじゃない。
声は綺麗だと思うし歌は上手いと思う。
ダンスは上手くはないと思う。
コンサートでも彼のことばかり見ているわけじゃない。
なぜ好きなんだろう。なぜ今までずっと自担なんだろう。
掛け持ちにならずに降りてしまえばよかった。なぜ降りずに掛け持ちしてるんだろう。
V6を好きになったきっかけだから?
全岡田担にも、彼にも申し訳ないけども、きっとその要素は大きいかもしれない。
実際、私は「岡田さんの好きなところ」と言われても、きっとうまく挙げることはできない。
多分「あごのライン」とかいう。
好きな容姿でもないし、性格もめちゃくちゃ好きというわけじゃない、一番歌が好きでもダンスが好きでもない。
けど、それでも時々、顔でも歌でもダンスでも性格でもなく、その存在そのものの美しさにゾッとすることがある。
ああ神様この世にこんなに美しい人を作ってくださってありがとうございますと言いたくなる、この人以外の全てが無意味に見えるくらい美しい瞬間がある。
多分私は、その瞬間が好きなんだと思う。多分。
自分はV6のみんなには幸せになって欲しいなあとおもう。
私にはわからないけれど、きっと芸能界には、きっと事務所には、いろんなしがらみとか、わだかまりとか、思惑とかがあるんだろう。きっと大変で、怖くて、過酷で、しんどい世界なんだろう。
だから、ただただV6のみんなにはとにかく健やかで、幸せでいて欲しいと思う。
私たちの目を気にすることなく(もちろん節度を守って)女と付き合えばいいと思っているし、結婚したいと思うなら結婚してほしいと思う。
オタクの存在が、メンバーのやりたいことを妨げるのは私の本意ではない。
私はそんな権利はオタクにはないと思う。
「プラベを撮られるなんてプロ意識が足りない!」という人もいるが私はそうは思わない。
よく知らないけども、そういう記事が出ている以上、プラベを撮って記事を書いてそれで飯を食っている人が確実にいるということだから、プラベが外部に漏れないことは不可能だと思う。
でもいろんな意見があるのは分かっているつもりだ。
共感はできないけど理解はできる。
私は、それでも、メンバーには中途半端な女とは付き合って欲しくないし、見る目のある男でいて欲しいと思ってる。
いい女と付き合って、いい女と結婚して、「いい夫婦だね」と言われて欲しい。本人の幸せを掴んでほしいと思う。
実は、嫌いになった、とまでは行かずとも、あっ、嫌だな、とか、気に入らないな、と思ったことがないわけではない。
20周年を迎えるにあたり、20周年コンのパンフレットをはじめとしたいろいろなインタビューやテレビ番組で、「自分は10周年以降アイドルでいることに対して反抗期だった、その期間もV6のメンバーは見守ってくれた」といった旨のことをよく言っていた。
きっとそうだったのだろう。本人も悩んだのだろうし、周りも悩んだんだろう。それを本人は乗り越えて、6人でやっていくぞと思ったのだろう。
でも私は、それをさも美談のように語られることが引っかかった。
実は、なんとなく、本当になんとなくだけど、ずっとV6はそのうち解散しちゃうんじゃないかと思っていた。
20周年の前に解散とか、20周年のコンサートで、オーラス、デビューの地で、デビューの日に解散発表とか、あるんじゃないかと思っていた。
今思えば馬鹿らしい懸念だけど、それでも彼の発言を聞いて、もしかしてなくはない未来だったのかと、ああ実際解散とか脱退云々を考えなかったわけではないんだなと思った。
ゾッとした。
それと同時に、私が好きになった10周年以降の彼は少なからず「アイドルやめて俳優に専念したい」とか「V6であることをやめたい」とか、そういうことを思いながらアイドルをしてたのか、となんとも言い難い悲しい気持ちになった。
俳優の岡田准一が嫌いなんじゃない。むしろ好きだ。
そもそものきっかけはSPだし、彼の演技にはいつも度肝を抜かれるし、作品ごとに今まで知らなかった彼の一面を知ることができる。
演技の仕事は彼が一番やりたいことで、それに自分の芸能人としてのキャリアとかスキルどころか、命すらかけるつもりで取り組んでいることもよく知ってる。
だから応援したいとおもう。
映画は苦手だけど、出来る限りは時間を作って足を運ぶようにしているし、新しい映画の仕事が来ると、純粋に嬉しいと思う。
でもやっぱり私はアイドルでいる彼が、なによりもV6が好きで、誰を好きになっても、結局はそこに行き着いてしまう。
V6のパフォーマンスが好き、だから他の仕事をしていても、最後はV6に帰ってきてほしいと思っている。
もちろん他のメンバーに対しても同じことを思っているけども、一番センセーショナルな外部の仕事を持っていて、一番一般人の目が向くのは岡田准一だから、とりわけ彼に対してそう思ってしまう。
もしかしたらそれは私のエゴなのかも知れないけれど。
V6は岡田准一だけのグループではないし、アイドルとしての岡田准一と俳優としての岡田准一は違う、と私は思っている。
俳優の岡田准一が好きだっていう人にはアイドルとしての彼を見てほしい。アイドルとしての彼がオリジナルだから。だから、彼にもアイドルであることに誇りを持っていてほしいと常々思っていた。
だから、この発言だけはどうしても自分のなかで引っかかった。
トラウマになった。
10周年以降のコンサートがしばらく見れなくなった。
本編、アンコール、それが終わって「バイバーイ」ってはけていく彼らが、もしかしたらもしかして最後の姿だったかもしれない、そんな未来がありえたことが何よりも怖かった。
大げさかもしれないけど、それくらい嫌だった。
どうせなら墓場まで持って行って欲しかった。
プラベが漏れるのもいいし、結婚するのもいい。坊主になってもいいし、ズラかぶろうが、ゴリラになろうが構わない。でもせめてアイドルでいる時間くらいは、最後までアイドルでいて欲しかった。
アイドルをやめたいと思ったことなんて、知りたくなかった。しかも美談として。
「あの時も、もしかしたらあの時も」「私が応援してた映画をやってる時も」「あなたはV6をやめたかったの」そんなことを思った。たくさん思った。
本人にとっても罪悪感はおそらくあったんだと思う。それを内うちに10年も秘めていたのだから、かなり年季の入ったそれなんだろうな、ということも想像がつく。
彼自身の辛さは、私たちの想像では到底至ることはできないんだろうな、とも。
でも、それをまるでいい話であるかのように、絆を象徴するエピソードであるかのようにメディアに大々的に出されると、今まで見てきたものが全て否定されたような気がした。
でもやっぱり、演技の仕事で彼が評価されることは嬉しかった。
彼が、自分の命を懸けてやってきたことで評価されるのは本当に幸せだった。
だから、降りようとは思わなかった。(もし、当時掛け持ちをしていたら降りていたかもしれないけど。)
何しろ20周年コンの時点で、すでに1本映画の公開を控えていたし、1本撮っていた。
コンサート自体は楽しかったし、改めて好きだと思えた。これからも応援したいと心のそこから思えた。
今後も応援したいと思えたから、映画も見たいと思った。本人も反抗期が終わったと言っているし…と自分に言い聞かせるように納得した。
20周年イヤーの2月に彼がアカデミー賞をダブル受賞した時に、やっと「ジャニーズの枠をはみ出したい」と思っていた彼の演技が報われたと思ったし、本当にこの人はすごい人だと思った。自分は本当にすごい人を好きになったと思ったし、誇りに思った。
やっぱり、ジャニーズという看板を背負っている以上は、謂れもないことを言われたり、書かれたりとか、心無い意見とかもあったんだろうなとか。思いながら。
日アカのコメントでV6のメンバーについても触れていた。
あの時、あの瞬間、彼の反抗期が本当の終わりを迎えたように思う。
だから20周年に、グループとしての活動に心をしがらみなく向けられるようになったんだと思う。
それが何よりも救いだったし、だから降りずに今もいる。今も新しい彼の一面を見るたびに度肝を抜かれていて、きっとこれからもそうなんだと思う。
最近の彼は、変わったと思う。
メンバーの前ではあまり喋る人ではなかったし、学校へ行こう!を見ても「寡黙な美人」という印象だった。
世間のイメージもそういうイメージだったように思う。少し前まで。
それが、最近は所構わずメンバーに、後輩に、共演者に可愛い可愛いと絡み、尻などを揉み、お年玉を要求する。
口を開けば筋肉の話をするし、だいたいゴリラ扱いされている。
昔では考えられないことだ。
昔から「高田純次みたいな人になりたい」とは確かに言っていたけども、まさかここまで変わるとは思わなかった。
いや何でやねんと思うこともあるし、ちゃうやろと思うこともある。
でも、私はその変化は彼にとってはいい変化だと思う。
あまりしゃべらなかった頃の彼は、メンバーと心理的な距離を置いていた頃の彼で、V6から少なからず心が離れかけていた彼だ。
確かに恐ろしいくらいに美しかったけど、取っつきにくい印象もあった。
彼にどんな心境の変化があってキャラ変したのかは、私はよく知らないけど、彼がV6のメンバーに見せるそれにによく似た言動を、最近外部の仕事でも見せるようになった。
彼が自分の中でなにか吹っ切れたからのように思う。
だから、たとえかつてのような美しさはなくても、ズラでも、ゴリラでも、筋肉でも、痴漢でも、今のV6を愛する彼がいい。
何度でも言うが、私はアイドルとしてのV6が本当に好きだ。
6人の関係が好きで、V6の作るコンサートが好きだ。
正直あまり好みではないタイプの曲のリリースが続いた時期があった。好みではないけど応援したい一心でCDを買っていた時期もあった。
「迷走している」と評されたこともあったし、「V6何してんのwwww」って声もあった。
AK某と毎回リリース日が被って1位にしてあげられない時期もあった。
だから秦基博さんから曲を提供してもらったり、すごくかっこいい曲をリリースして、世間に見つかったりしてることがとても嬉しいし、とてもありがたいことだと思う。22年目もファンを増やし続けているのは、6人の技量が本当に素晴らしいからだと思っている。
キャスターでもミュージカル俳優でも手話をしても農業をしても油持ってきてもサイコパス殺人鬼でも、結局V6に、アイドルに戻ってくる6人が好きだ。
みんな一人一人が高いスキルを持っていて、外で磨いたスキルやセンスを6人が持ち寄り、V6として新たな化学反応が生まれる。
何年たっても、泥臭く1曲目から歌って、踊って、走り回って、踊って、踊って、踊り倒すV6のコンサートが好きだ。だから応援したいと思った。
私が岡田准一を降りるときはV6を降りるときなのかな。
その時がいつくるかはわからない、もしかしたら明日かもしれないし、3年後かもしれない。10年後かもしれない。
V6の解散の方が先かもしれない。
でもその日まで私は彼が自担だと胸を張って言いたいと思う。